【国連】2008.09.01 発表
UNEPと世界氷河モニタリングサービス(WGMS)は、9月1日、世界の氷河と氷冠の最新の状況を示す報告書「世界の氷河の変化:事実とデータ」を公表した。
報告書によると、氷河の融解速度(年間平均)は、2000年を境に倍増。2006年は、年間減少量の最高記録をマークしてしまった。
氷河の減少量については、かつては1998年の記録が最高だったが、既に、2003年、2004年及び2006年とこの記録を上回る状況が続いている。しかも2004年と2006年の減少量は、1998年の減少量のほぼ2倍に上る。
このまま状況が変わらず、2009年にデンマークのコペンハーゲンで開催される気候変動枠組条約締約国会議において、各国が温室効果ガス排出量の大幅な削減に合意できなかった場合、山岳部の多くで今世紀中に氷河が完全に消失する可能性もあるという。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=543&ArticleID=5904&l=en
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