【国連】2001.12.06 発表
UNEP事務局長Klans Toepher 氏は、アフガニスタン再建の際は、環境問題も考慮されるべきであるというコメントを発表した。
同地で20年間に及んだ紛争は、淡水域、衛生環境、森林、土壌等に悪影響を及ぼしてきた。良好な環境は、健全で持続可能な開発の必要条件である。同氏は、アフガニスタンに必要なものは、第一に人々の安全であり、当座の政権の樹立であるとしながらも、UNEPが再建を手助けする準備があると述べている。
Toepher 氏は、今回の戦乱、また過去の戦乱が与えた環境影響について検討するとともに、国内のみならず隣国にも及んだ大量の難民が、環境に与えた影響について評価する必要があるとしている。
UNEPが最近樹立した「紛争後アセスメント組織(Post-Conflice Assessment Unit)」は、アフガニスタンで活動することも可能だという。
この組織はバルカン、コソボ等でも活躍している。
Toepher 氏は、環境アセスメントの必要な地域に調査団を派遣することが第1だとしており、調査団の報告により、アフガニスタンの環境問題にどう取り組むべきかという青写真が明らかになるとしている。【UNEP】
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