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[海外エコニュース一覧]

【ドイツ】2008.10.19 発表

ドイツ環境大臣 森林保護に関する欧州委員会案を批判

 ドイツのガブリエル連邦環境大臣は、欧州委員会の熱帯林保護に関するEU規則案に対して、失望の意をあらわにした。
 現在、世界の市場で扱われている木材のうち、約10分の1が違法伐採されたものだと見られている。特にアマゾン、中央アフリカ、東南アジアそしてロシアでの被害が深刻で、違法伐採木材の半数以上を占めている。このような違法伐採により、毎年約1500万ヘクタールの森林が破壊されている。
 ガブリエル大臣は、「欧州委員会案が提出されたこと自体は評価できるが、例えば、違法伐採木材を所有しただけで罪となるアメリカの規制に比べても大きく劣る。違法伐採をきちんと取り締まるためには、関連企業が『慎重に調査』するというEU規則案では不十分である。また規則をどのように国内法と適合させるか、罰則をどのようにするかは各EU加盟国に任せるとされているが、違法伐採木材の輸入・販売は、欧州全体で禁止する必要があり、EU加盟国で共通したルールがないと効果は見込めない」と述べた。【ドイツ連邦環境省】

プレスリリース

http://www.bmu.de/pressemitteilungen/aktuelle_pressemitteilungen/pm/42404.php

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