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[海外エコニュース一覧]

【国連】2008.10.22 発表

環境版ニューディール政策!? 環境関連投資を促すグリーン経済イニシアティブがスタート

 世界経済をクリーン技術や自然のインフラ(森林や土壌など)への投資に向かわせることが、21世紀の真の成長につながるとして、UNEPと世界的に著名な経済学者が「グリーン経済イニシアティブ」をスタートさせた。
 グリーン経済イニシアティブは、2年前のG8+5カ国の要請を踏まえたもので、(1)自然がもたらすサービスの価値を評価し、GDPなどの国民経済計算や国際勘定に組み込んでいくこと、(2)環境関連の仕事による雇用の創出、その政策設計、(3)グリーン経済への移行を促進する手法やマーケットシグナル という3本の柱で構成されている。
 今後、18~24ヶ月かけて、UNEPその他の国連機関等が実施してきた、革新的な市場メカニズムに関する調査や補助金の影響に関する調査等の成果を元に、包括的な評価と必要な変革を実施するための手段について各国政府に提言を行う。このイニシアティブは、欧州委員会、ドイツ、ノルウェーから約400万ドルの資金援助を受けており、ドイツ銀行のスクデフ氏がUNEPから調査研究のリード役を依頼されている。
 スクデフ氏は、20世紀型の経済モデルは既に限界に達しており、「地球から搾取するのではなく、地球を管理し、再投資する方向に向かうべく」、政府がより良い選択を行い、投資家や起業家、消費者に正しいマーケットシグナルを伝えるのに役立つような報告書を目指す としている。【UNEP】

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