【ドイツ】2008.11.09 発表
ドイツ連邦環境省は、11月9日、旧東西ドイツ国境地帯のアイヘスフェルト地域の土地を地元のチューリンゲン州に譲渡した。ここでは、今後、比類のない自然保護プロジェクトが開始される。
連邦が所有する旧国境地帯の自然保護は、2005年の連立協定で定められている。既に2001年には、旧国境沿い1400kmにわたって広がるグリーンバンドに、ドイツにとって特に重要なビオトープが多数、存在することが判明していた。ビオトープは109種類に上り、絶滅の危機にある動植物も160種が生息していた。グリーンバンドのうち、16%の地域は、欧州でも希少な生息地となっており、20%の地域が法律で自然保護地域として保護されている。
グリーンバンドは総計7000haに及ぶが、今回、チューリンゲン州には3863haが譲渡された。他の州も、土地の譲渡の手続きを進めている。
連邦環境省は、グリーンバンドおける自然保護プロジェクトに、240万ユーロの補助を計画している。チューリンゲン州で実施されるプロジェクト「グリーンバンドを体験」では、その歴史を学ぶとともに、保護活動の場として、余暇の場として、連邦環境省から55万8000ユーロが補助される予定だ。【ドイツ連邦環境省】
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