【国連】2008.11.12 発表
マレーシアのプトラジャヤで開催されていた、「生物多様性と生態系サービスに関する政府間パネル(またはプラットフォーム)」(IPBES)のための国際会議が11月12日に閉幕した。
会議最終日には、科学と政策決定の間のギャップについて分析を実施すること等を盛り込んだ勧告を採択。また、IPBESを設立するメリット等について議論した各国は、勧告で、IPBESに関する第2回目の政府間関係者会合を開催するよう求めた。既に、地球温暖化問題については「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が設置されているが、IPBESは生物多様性の分野で、似たような役割を果たすことが期待されている。
なお、今回の勧告は、生物種や土壌、森林など、経済的にも重要な地球の自然資産が損なわれているのに対し、国際的に、有効な対策がとられていないという懸念を反映したものであり、2009年2月に開催されるUNEPの管理理事会・グローバル閣僚級フォーラムで報告される。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=550&ArticleID=5979&l=en
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