【国連】2008.11.20 発表
次期アメリカ大統領のオバマ氏は、11月18日、カリフォルニア州のシュワルツネッガー知事主催の気候変動に関する国際会議にビデオメッセージを寄せ、気候変動問題でアメリカがリーダーシップを発揮するという強い決意を表明した。
オバマ氏は、この中で、アメリカは再度、交渉に精力的に参加し、気候変動に関する国際協力の新しい時代をリードすると述べ、今後数ヵ月間のうちに全く新しい気候政策を打ち出し、アメリカのスタンスを決めると約束した。また、温室効果ガス排出量を2020年までに1990年レベルに削減し、2050年までにさらに80%削減するために、連邦で排出量取引(キャップ・アンド・トレード)制度を開始し、年次目標を定めると述べた。
さらに、太陽光発電・風力発電・次世代のバイオ燃料といった、将来のクリーンエネルギーに向けた民間の取り組みを促進するために、毎年150億ドルを投資するという方針も明らかにした。
この演説について、UNEPのシュタイナー事務局長は「たいへん意義深いもの」と歓迎している。【UNEP】
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