メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2001.12.10 発表

酸性雨による環境影響が改善

 「越境大気汚染に関する国立専門家グループ(National Expert Group on Transboundary Air Pollution: NEGTAP)」は、大気汚染がイギリスに生息する貴重な生物に及ぼしている影響、また、将来の見通しについて、報告書を公表した。報告書では、酸性雨、窒素分による富栄養化、地上レベルオゾンのなどによる影響に重点がおかれている。
 報告書によると、イギリス及びヨーロッパにおけるSO2の削減により、過去12年間で酸性雨が50%も減少。汚染された淡水湖や小川では、初めて回復の兆しが見えてきたという。
 ただし、大気汚染を引き起こす第1物質とされる高濃度オゾンは1986年以来30%減少しているが、世界のほかの地域での大気汚染増加に伴い、今後オゾンの濃度は再び上昇することが予想されている。
 また、NOxとアンモニアが大気汚染の主要因となってきており、将来的な影響が懸念されている。NEGTAPは、イギリス全土にわたって植物の多様性に変化が見られると報告している。これは土地管理の変化によるものかもしれないが、NOxやアンモニアが大きな要因となっている可能性が高いという。イギリス政府は、アンモニアの排出を削減し、環境影響を減らすため、来春にもコンサルテーション・ペーパーを公表する予定。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

前のページへ戻る

【PR】

ログイン

ゲストさん、

[新規登録] [パスワードを確認]

エコナビアクションメニュー

【PR】

  • 東京環境工科専門学校 コラム連載中!
  • Arch Joint Vision
フォローする

【PR】