メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【国連】2008.11.19 発表

黒海沿岸のタンカー事故 報告書を公表

 2007年11月に、黒海とアゾフ海を結ぶケルチ海峡でタンカーなどが難破した事故について、UNEPと欧州委員会の報告書が公表され、油で汚染された沿岸地域の浄化に1年を要したことが明らかになった。
 この事故では、1300トンの燃料油が海に抽出し、海域及び陸域に多大な被害が生じた。報告書は、ウクライナに油流出事故への対応や準備を改善するよう勧告。特に、戦略的な政策、不測の事態に備えた計画づくり、情報管理、環境モニタリングと評価、廃棄物処理といった分野を強化するよう求めている。
 沿岸や海域の調査では、流出した油がそれほど有毒でなくとも、周辺海域の動植物、陸域の野生生物には著しい影響が及ぶことが分かった。また、難破した船が海底から除去されるまで、油が存在するため、被害が継続するという。
 さらに、浄化のための費用をうウクライナ政府が肩代わりしている状況や、被害にあった地域では、観光と漁業という二大産業に大きな経済影響が生じ、引き続き、苦悩している状況が明らかになった。【UNEP】

前のページへ戻る

【PR】

ログイン

ゲストさん、

[新規登録] [パスワードを確認]

エコナビアクションメニュー

【PR】

  • 東京環境工科専門学校 コラム連載中!
  • Arch Joint Vision

【PR】