【ドイツ】2008.11.28 発表
ドイツ連邦環境省は、2007年の温室効果ガス排出量が、基準年(1990年または1995年)と比較して、22.4%減少したことを明らかにした。
2007年の二酸化炭素排出量は、CO2換算で9億5700万tに上り、2006年から2.3%減、1990年から21.3%減となった。
部門ごとの概要は以下のとおり。
●運輸部門では、1999年以降、排出量は常に減少している。これは、乗用車の効率改善とバイオ燃料の導入が主な原因である。
●廃棄物処理部門、農業部門では、1990年以降、4000万t近くの温室効果ガスが削減された。
●家庭部門では、1990年と比較して34%の削減が達成されている。2002年以降、その傾向は特に強くなっている。暖房設備や建築物の断熱の効率向上、熱部門における再生可能エネルギーの拡大がその主な原因となっている。
●製造業部門では、1990年以降、エネルギー起源の排出量は、一部の例外を除いて、常に減少しており、現在では、40%強の削減が達成されている。
●発電部門においては、残念ながら、1999年以降、排出量が年々増加している。
【ドイツ連邦環境省】
http://www.bmu.de/pressemitteilungen/aktuelle_pressemitteilungen/pm/42674.php
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