【国連】2008.12.05 発表
ローマで開催されていた「移動性野生動物種の保全に関する条約(ボン条約)」の第9回締約国会議が12月5日に閉幕した。今回の会議では、21種類の移動性野生動物を保護対象に加えることが合意され、附属書I種(絶滅の危機に瀕している種)にカワゴンドウ、アフリカマナティ、チーター、エジプトハゲワシなど、また、附属書II種(保護の現状が好ましくなく、国際協力が求められる種)に、アオザメ、ニシネズミザメ、アブラツノザメなどが追加された。
また、太平洋のウミガメや数種類のサメに関する保護協定のための交渉を優先することも合意された。12月6日からは、サメに関する協定について検討する政府間会議が開催される。
この他、クジラやイルカの生息地に影響を及ぼす船舶騒音等の削減に関する決議、鳥インフルエンザや他の野生動物の病気をまとめた「科学的な要約」も採択された。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=553&ArticleID=6014&l=en
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