イギリス環境・食糧・農村地域省はポケット版の2008年環境データ集を発表した。今年で12版目となる、このポケット版データ集は、地球温暖化、大気質、廃棄物、リサイクル、土壌、沿岸地域・海域、放射線、野生生物など環境に関する様々なテーマを取り扱ったもの。
　2008年の主要テーマは地球温暖化で、大部分のページがこの問題に割かれている。また、60件の主要データに加え、国内外の環境目標や公約の達成状況など全体的な傾向を把握することができる。持続可能な開発の指標のうち、環境関係の指標も一部記載されている。
　2008年版の主な内容は次のとおり。
●2007年は、イングランド中央部で、最も暖かい年の一つとなり、1961年～1990年の平均値より1.05℃高かった。
●2007年、イギリス全体の降雨量は平均1029ミリで、1961年～1990年の平均より12％も多かった。
●2007年、イングランドの河川のうち、72％は生態学的に良好な状況で、76％は化学的に良好な状況であった。
　なお、環境データ集には、ポケット版でない大型版もあり、オンラインで入手可能。【イギリス環境・食糧・農村地域省】