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[海外エコニュース一覧]

【フランス】2008.12.17 発表

フランス PCB国家行動計画の進捗状況を点検

 PCB(ポリ塩化ビフェニル)に関する第2回全国指導調査委員会が、12月17日に開催された。この会議は、バシュロ厚生大臣とコシュースコモリゼ閣外大臣(エコロジー担当)が主宰したもので、政府、議員、専門的な知見を有する機関、団体、漁業団体、企業などの関係者が出席した。
 農業、保健、環境担当の大臣らは、2006年2月6日に、PCBに関する国家行動計画を発表しているが、今回の会議では、この進捗状況を点検した。
 同計画は、自然環境中に廃棄されているPCBの現状、水環境中での残留状況、消費者向け魚介類の汚染状況、消費者の健康リスク、経済的影響、影響を受ける漁業者への支援策という6つの柱で構成されている。この野心的な行動計画には、2008年に850万ユーロの特別予算が付けられた。
 委員会では、1年未満で以下のような大きな進展があったこと、予定どおり計画が実施できたことを確認した。
●PCB廃棄量の削減とPCBを多く含む製品の除去
●水環境中のPCBの変化に関する科学的な調査の実施、汚染除去の約束と予算化
●環境、食品、健康への影響のモニタリングの継続
●淡水魚を日常的に摂取する消費者の中毒に関する調査
●漁業者支援
 また、2008-2010年の行動計画が重要だとして、特に、2010年12月31日までに汚染浄化・除去目標を達成するため、PCBを含む装置の大規模所有者から同意を得ること、漁業関係者との協議を継続することが重点課題とされた。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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