【水産庁】2009.01.14 発表
水産庁は、平成21年1月15日から2月13日まで、北西太平洋(常磐沖から房総沖)黒潮続流(注)周辺海域において海洋観測調査を実施すると発表した。
北太平洋においては、様々な浮魚類が十年から数十年の期間で資源量変動を繰り返すことが指摘されている。
最近の研究によりこの資源量変動と黒潮続流周辺海域の海面水温などの海洋変動に高い相関がある事が明らかになってきたが、資源量変動に対してこの海域の海洋変動がどのように関わっているかという過程は明らかになっていない。
そこで、2008年8月に続いて黒潮続流を横断する詳細な海洋観測調査を実施するとともに、冬季の深層の豊富な栄養塩が表層の海水と混ざり合う現象(鉛直混合による海水特性の一様化)の過程を把握するため、定点観測を実施する予定。【水産庁】
(注)日本の南側を通過した黒潮が犬吠埼の沖からはるか東方へ向かう流れをいう
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