環境総合検査官による、環境エネルギー管理庁（ADEME）の定期監査報告が提出された。
　同庁は、1997年以前に局内部に問題が生じ、長期間にわたって不振が続いていた。2000年の会計総合検査官による報告書と同様に、この作業は、効果的な管理手法を補い、ADEMEをサポートするものである。
　今回の検査により、ADEMEの機能が3年前より実態的に向上したことが確認された。例えば、補助措置が体系化、簡素化された。庁の新管理者による事業の実施が、国の信頼を回復させたことを示している。
　反対に4つの弱点も指摘された。
-家庭ゴミ分野の活動
-監視を必要とするエネルギー管理政策
-SDEMEの研究活動の位置付け
-ADEMEの財務管理
　なお、2001年6月に締結された「国-ADEME計画契約」（2000-2006年の期間）では、3つの優先課題が定義されている。
・環境的に高質な廃棄物経済の発展
・エネルギー管理のための、持続可能な取組の増大と継続
・大気汚染の減少と輸送効率の向上
【フランス環境・国土整備省】