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[海外エコニュース一覧]

【EU】2002.02.05 発表

欧州委員会、有害物質に関するロッテルダム条約の批准を提案

 欧州委員会は、国際貿易における有害化学物質の取扱いを定める、ロッテルダム条約の批准を提案することを決定した。併せて、委員会は、同条約の条項を実施するため、現在のEUの危険な化学物質の輸出入に関する合意に代えて、詳細な規則を提案することも決定した。
 同条約の加盟国は特定の危険な化学物質の輸入を拒否する権利を持つ。また、こうした化学物質は、輸入国からのグリーンライト(輸出に先行した情報を提供された上での合意:prior informed consent:PIC)を受けてからでなければ、輸出することができない。現在、PIC手続きの対象となっているのは、26の殺虫剤、5つの工業用化学物質・化学物質類である。さらに、同条約は有害物質に関する情報交換システムを設立する。このため、同条約は、とりわけ開発途上国にメリットをもたらすものとなっている。
 なお、ロッテルダム条約は1998年9月にロッテルダムで採択され、EUの全加盟国及び欧州共同体により署名されている。現在、73カ国が署名し、18カ国が批准している。なお、50カ国以上の批准をもって、条約は発効する。【欧州委員会環境総局】

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