【ドイツ】2002.03.02 発表
3月4日のEU環境閣僚理事会を前に、連邦環境大臣トリッティン氏は、京都議定書の批准について、次のようなコメントを発表した。
「私は、すべてのEU加 盟国に対し、この目標(ヨハネスブルグ・サミットまでに議定書を発効させる)が危機に陥らないよう、国内の批准手続きを間に合わせるよう訴えたい。京都議定書の発効は、EUの率先した批准にかかっている」
また、最近、デンマーク政府が、1998年に定めたEU内の温室効果ガス排出削減分担率を再設定するよう求めていることに対し、「政権交代をしたデンマーク新政府による提案を受け入れることは不可能である。これまでの取組を取り消すことは、『パンドラの箱』を開けるようなものである。EU内の足並みを揃えた批准は、斬新的な温暖化防止政策を行うための前提条件となるであろう。一国にそれを塞がれるわけにはいけない」と批判した。【ドイツ連邦環境省】
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