【国連】2002.03.11 発表
北東太平洋地域の環境保全のため、コスタリカ、エルサルバドル、ガテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマは、歴史的な協定「北東太平洋の海洋及び沿岸環境の保護及び持続可能な開発に関する協力協定(the Convention on Cooperation in the Protection and Sustainable Development of the Marine and Coastal Environment of the Northeast Pacific)」に署名した。メキシコ及びコロンビアも今年中に同協定に署名する予定である。同協定は、マングローブ湿地、サンゴ礁、ビーチなど、多くの人々が食糧や収入の源としている沿岸環境の保護・改善につながる。
また、関係国が、国民及び野生生物のためにどのように北東太平洋の環境を改善していくかについての詳細なアクション・プランも承認された。アクション・プランの主要な部分は、下水や陸地から太平洋に流れ込む他の汚染物質について、アセスメントと規制を取り入れた点である。
UNEPのクラウス・テプファー事務局長は、同協定が調印されるまでに5年の年月を要したことに触れ、冷戦の終結が同地域において軍事紛争の終結につながり、環境保護及び持続可能な開発のための協力をもたらしたことに喜びを表明した。【UNEP】
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