4月3日、UNEP、WBCSD(World Business Council for Sustainable Development)およびWRI(World Resources Institute)は、「世界経済の中で生き残り、繁栄することを望む企業は、市場を再構築する主要な社会的・環境的トレンドに対応しなければならない」とする報告書を公表した。
　新たな報告書「明日の市場：世界のトレンドとその影響(Tomorrow’s Markets: Global Trends and Their Implications for Business)」は、市場を再構成し、企業の役割および戦略を変える、19の力強いトレンドを概説する。扱われているトピックは、人口、富、影響、教育、健康、消費、エネルギー、排出、効率、エコシステム、農業、淡水、都市化、交通、コミュニケーションなど。UNEPは、世界の経済、環境及び社会に関する指標を結びつける最初の刊行物だと評価している。
　UNEP事務局長クラウス・テプファー氏は、「この報告書は、企業のリーダーが環境と開発との相互関係をよりよく理解できるように、そして、目前に迫っている大問題に効果的に取り組んでいくために、世界のトレンドを強調している。開発のためには、健全な環境が必要だ」と述べた。【ＵＮＥＰ】