【ドイツ】2002.05.02 発表
ドイツ連邦政府は、2001年5月にストックホルムで署名したPOPs(残留性有機汚染物質)条約を批准した。POPs条約では、12種類の危険化学物質の製造・使用の廃絶、排出の削減等が定められている。12種類の危険化学物質とは、8種類の農薬及びダイオキシン、ジベンゾフラン、ヘキサクロロベンゼン、ポリ塩化ビフェニールである。これらの物質は、有害かつ残留性のある物質であり、自然環境や食物連鎖の中で蓄積するものである。
EU内では、以前より、POPsに指定されているの農薬の使用が禁止され、また、PCB、ダイオキシンなどの物質の使用に対しても、厳格な規則と限界値が定められてきた。今後、途上国における取組みがより重要であり、途上国におけるPOPsの削減と廃止を支援するため、財政支援、技術支援が提供されることになっている。【ドイツ連邦環境省】
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