【EU】2002.05.29 発表
休暇シーズンを控え、毎年恒例の水浴場の水質報告がなされた。
今回公表された2001年度の報告によると、水浴場基準の遵守状況は、海水域で97%、淡水域で93%。昨年に続いて、改善傾向が見られたという。全ての加盟国で排水処理に相当な投資が行なわれたために、1976年に水浴場指令が採択されて以来、水浴場の水質は全体的に改善されてきているという。最新の水浴場指令は13429ヶ所の海水浴場、5783ヶ所の淡水浴場をカバーしている。
なお、欧州委員会は8月を前に水浴場指令の改定を予定している。改正は、以下のような原則に基づいて行われる予定。
1)遊泳の結果として胃腸系の疾病等にかかる機会を減らすため、保護のレベルを高める。
2)単なるモニタリング・報告よりも、リスクマネジメントに向けた努力がなされるように指令の適用を改善する。
3)化学物質よりも微生物による危険性に焦点を当てるように指令を簡素化する。
4)水浴場指令の要求事項が水枠組指令上の義務をできるだけスムーズに補うようにする。
5)インターネットのような情報コミュニケーション手法を確立する。
【欧州委員会環境総局】
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