【イギリス】2002.05.30 発表
5月30日、バーミンガムで、コミュニティ・リサイクル・ネットワークの年次総会が開催された。この場で、環境・食料・地方事業省のマーガレット・ベケット大臣は政府、自治体、企業、市民が一丸となって、リサイクル、リユース、リカバリーなどを早急に行い、家庭廃棄物リサイクル率を世界トップレベルにするよう呼びかけた。
イギリスは大半の廃棄物を埋立で処理しており、家庭廃棄物(市町村廃棄物)のリサイクル率は11%ほどしかなく、他のヨーロッパ、北アメリカ諸国と比べると極めて低いレベルにある。しかし、埋めたては将来的にも、環境の面からも好ましい方法ではなく、また、国民10人のうち9人が「リサイクルがもっとしやすければ、もっとリサイクルに貢献するだろう」という調査結果も出ている。このため、大臣は、自治体に対し、わかりやすい、使いやすいリサイクル設備を提供する必要があると強調。イギリスは、リサイクル率トップを誇るスイス(市町村廃棄物のリサイクル率49.7%)やオーストリア(49.7%)に追いつかなくてはならない という決意を明らかにした。【イギリス環境・食糧・地方事業省】
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