【国連】2002.06.03 発表
消費者団体の国際的な組織である「国際消費者機構(Consumers International:CI)」とUNEPの共同調査により、「国連消費者保護ガイドライン(UN Guidelines for Consumer Protection)」の一部である「持続可能な消費ガイドライン(the Sustainable Consumption Guidelines)」の履行状況が思わしくないことが判明した。
同調査では、38%以上の政府がこのガイドラインを知らなかったことが判明。同ガイドラインを履行している52カ国(1999年には、150カ国が承認している)のうち、持続可能な消費に関する調査を行っているのは56%、グリーン税などの経済的手法を採用している国も56%に上った。自国の消費パターンが持続可能な方向に向かっているとした国は54%にとどまった。
調査に協力した国の80%は、ガイドラインが政策立案過程において有用だとしている。
調査に協力した国々は、その履行状況に応じて、0段階達成(何も履行していない)~10段階達成(ガイドラインがスタートしてからの全ての部分を履行している)にまで分類される。
各国の成績は以下のとおりである。
10段階達成:オーストラリア、ベルギー、ブラジル、チェコ、デンマーク、ハンガリー、韓国、メキシコ、ニカラグア、スリランカ、スウェーデン。
9段階達成:中国、ドイツ、リトアニア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、バヌアツ。
8段階達成:カナダ、香港、クウェート、セイシェル、スロバキア。
7段階達成:アルゼンチン、チャド、エルサルバドル、フィジー、イスラエル、日本、ジンバブエ。
【UNEP】
http://www.unep.org/Documents/Default.asp?DocumentID=253&ArticleID=3076
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