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【カナダ】2002.06.07 発表

気候変動対策の協議開始 行動計画策定終了まで京都議定書批准問題は未定

 カナダ連邦政府は、6月7日、京都議定書の目標達成にむけて行動計画を策定することを目的に、各方面との協議を開始した。
 協議は2段階に分かれ、第1段階は2002年秋まで続き、1998年より国内で気候変動問題に直接関わってきた、利害関係者、有識者ら約900人との間で行われる。5月15日に発表された気候変動対策の協議文書をたたき台として、行動計画の対策オプションなど専門的で、政策に関わる細かい点が話し合われる予定。7日から24日まで、14の都市で、政府、産業界、先住民グループ、NGO、学識経験者などを招いたワークショップも開催される。これらのワークショップは一般には公開されないが、内容はWebサイトに随時掲載され、電話・E-mailにて意見を受けつける。ワークショップで話し合われた結果と一般から寄せられた意見をもとに、連邦政府は各自治体と調整して、より詳細な行動計画案を夏の間に策定する。そして秋以後、協議の第2段階として、行動計画案に関する意見を広く一般から受けつける予定となっている。
 協議開始にあたって、7日、アンダーソン環境大臣、ダリワリ天然資源大臣は共同で声明を発表。「カナダ連邦政府は、州政府、関係者、公衆との協議が終了し、適切な行動計画が策定されてから、京都議定書を批准するかどうか検討する」として、早期の批准の可能性を否定した。

 議会審議についての問い合わせ→連邦気候変動秘書室(613) 943-2683

【カナダ連邦政府、カナダ連邦環境省】

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