【ドイツ】2002.07.10 発表
ドイツ連邦内閣は、7月10日、廃棄物処分場令を承認した。この政令は、廃棄物の最終処分ないし長期保管施設について、操業開始、性能、操業形態、停止、事後配慮に関する技術的な細則を定める。また、環境と健康に堆積する有害物質の量を抑えることを目的にしており、廃棄物処理について次世代に負担を残さないようにし、持続可能な廃棄物処理インフラを整備するものである。 政令の施行は、今年8月1日である。
これにより、2009年以降、環境に配慮していない廃棄物集積場の運営は禁じられる。また、2001年3月1日から施行されている廃棄物保管令により、遅くとも2005年6月以降には分別未処理の廃棄物は、廃棄物処理場に受け入れられなくなる。この政令は、廃棄物保管令とともに、EUの廃棄物指令を国内法化するものである。
連立政権は、この4年間に、産業廃棄物令、廃棄木材令、採掘埋立令及びPCB廃棄物令など、環境に配慮した廃棄物処理への道を切り開いた。【ドイツ連邦環境省】
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