【イギリス】2002.07.26 発表
マーガレット・ベケット環境担当大臣は、7月26日、遺伝子組換に関する公衆討議を今秋から始めることを明らかにした。
2002年4月には、農業・環境バイオテクノロジー委員会(The Agriculture and Environment Biotechnology Commission: AEBC)が遺伝子組換についての公衆討議の実施に関する答申を政府に提出しているが、これに応えて、ベケット大臣は主に以下の3つで対処していく方針を示した。
・公衆討議
・遺伝子組換に関する科学的事項のレビュー
・首相の戦略本部が実施する、遺伝子組換作物のコスト・ベネフィットに関する調査
また、政府は、独立した委員会が議論を見守るべきだ とするAEBCの勧告を受け入れ、AEBC議長のグラント教授をこの委員会の座長に迎える予定である。委員会には、科学や経済関係の学識者のほか、NGOやバイオテクノロジー産業、健康問題の専門家、消費者団体などからも参加する。政府はグラント教授に対し、2003年6月に、一連の議論の成果を報告するよう求めている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】
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