EPAは8月21日、州知事等に対し、ブッシュ大統領の「流域イニシアティブ」（Watershed Initiative）の補助対象となるプロジェクト案を推薦するよう要請した。
　「流域イニシアティブ」は州や地方自治体が実施する、内陸・沿岸水域の保護及び修復を支援するプログラムであり、水質浄化法施行30周年を祝う「水質浄化年」の重点事業の一つとなっている。「流域イニシアティブ」の一環として、大統領は議会に対し、水資源を保護するためのコミュニティ・ベースのアプローチおよび技術を促進するための補助金2100万ドル（26億2500万円）を承認するよう要求している。
　補助事業の決定に当たっては、州知事等の推薦を受け、専門家による審査が行われる。決定の公表は2003年初頭に行われる予定。補助対象は最大20水域で、1件あたりの補助額は30～130万ドル（3750万円～1億6250万円）となる見込み。
　選ばれる事業はモデルとなることが期待されるため、革新的なアプローチを採用するものであること、連邦または州のプログラムに適合しているものであることなどが要件となる。【ＥＰＡ】