【ドイツ】2002.09.30 発表
ドイツのトリッティン環境大臣は、代替フロンの排出削減手法を掲載した報告書を公表した。経済界、NGOと州に呼びかけ、10月末までにこれらに対する態度を示して欲しいとしている。
ドイツでは最近、温室効果ガスの約1%を代替フロンが占めている。何らかの対策を打たなければ、何年かの内にこの割合が何倍にもなると予想される。代替物はすでに使用可能か、もうすぐ市場に出回る状況にある。トリッティン環境大臣は「我々はCO2換算で1300万トンの代替フロンの使用量を減らすことができる」としている。
連邦環境省では、現在の技術水準を考慮に入れつつ、代替フロンを環境に負荷の少ない物に置き換えていくよう規制する方針。ただし、税などの経済的措置や経済界の自主的取組で効果が上げられるのなら、これらの方法も否定しない。トリッティン環境大臣は、「目的を達成するためにはどのような方法も考慮に値する」と述べた。【ドイツ連邦環境省】
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