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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2002.11.11 発表

水浴場の水質は過去最高 さらなる改善を目指して

 11月11日、エリオット・モーレイ大臣から発表されたイングランドの水浴場の水質は過去最高を記録し、全水浴場の98.5%(海水・淡水浴場407ヵ所中、401ヵ所)がEUの水浴場指令(Bathing Water Directive)の基準を満たしていることが分かった。
 一方で、モーレイ大臣は、新たなEU水浴場指令により、基準が引き上げられることを睨んで、さらなる改善の必要性を訴え、今後は水道関連産業だけでなく、農業も視野に入れていくことを強調した。モーレイ大臣は、今回の結果を歓迎しつつも、広域汚染、特に農地の肥料や家畜から発生する汚染に注視していくと述べた。1週前に発表された「流れを導く(Directing the Flow)」にも農業からの広域汚染が指摘されていること、イングランドの半数の水浴場が広域汚染の影響を受けていることを大臣は列挙した。
 過去数年でイングランドの水浴場の水質は大幅に改善してきており、基準の遵守率も、1999年の90%、2000年の95%、そして2001年には98%と伸びてきている。水浴場の水質改善を目指して、2005年までに、イングランドとウェールズでは6億ポンド(約1142億8000万円)が投資される予定で、嵐の際のオーバーフロー対策や下水道の整備など、更なる改善を目指している。
 イギリス全土の水浴場の水質に関する主な結果は、プレスリリースのページからダウンロード可能(PDF)【イギリス環境・食糧・地方事業省】

プレスリリース

http://www.defra.gov.uk/news/2002/021111a.htm

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