【国連】2002.11.15 発表
UNEPの派遣した専門家チームは、10月12日から24日までボスニア・ヘルツェゴビナにおいて、ボスニア紛争時の劣化ウラン弾の影響を調査した。放射能測定装置を用いた調査は、同国の14カ所で行われたが、うち3カ所で残留放射能及びウラン弾の破片が発見された。
また、調査団は、住民がウラン弾の危険性を認識していないことを懸念。
UNEPは同国の市民保護当局と協議の上、劣化ウランの危険性を説明する小冊子の配布などを提案する予定である。
また、調査団は、同国から200以上のサンプルを収集した。その中には、土壌、水、空気のサンプルなどが含まれており、イタリア国家環境保護局などの3機関で、放射能レベル、毒性について調査する予定である。今回の劣化ウラン調査隊に加え、WHOの専門家らのサブチームも調査に当たった。
今回のUNEPの調査はイタリア政府及びスイス政府の支援を受けている。同調査の最終報告は、2003年3月には発表される予定である。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents/Default.asp?DocumentID=270&ArticleID=3170
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