イギリス環境・食糧・地方事業省は、公共サービス目標の達成に向けた、同省のパフォーマンスに関する初めての年次報告書（秋期版）を公表した。報告書「2002年秋期パフォーマンス報告書（The Autumn Performance Report, 2002)」によると、同省が設立されてから18ヶ月が経ち、主要な公共サービス目標について、かなりの進展が見られるという。マーガレット・ベケット環境担当大臣は、報告書の前書きの中で、同省が「（これまでとは）異なる統合された省」に向け、大きな一歩が踏み出されたことを強調した。
　持続可能な開発に向け、同省がスタッフや関係者に支えられて達成した事項として、大気質の大幅な改善、温室効果ガス排出量の削減、家庭ゴミのリサイクル率の上昇、そして、田園へのアクセス、生物多様性の保全、自然遺産などへの対応が目標に向っていることなどが挙げられている。
　なお、この報告書は、各政府機関が作成する一連のパフォーマンス年次報告書の一部となり、議会にも提出される。【イギリス環境・食糧・地方事業省】