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【EU】2002.12.10 発表

京都議定書の目標を達成できる加盟国はごくわずか?

 欧州委員会はこのほど、温室効果ガス排出に関する年次報告書を発行した。これによると総温室効果ガスの排出は1990年に比べ、2000年においては3.5%減少している。しかし、既存の手法では京都議定書で約束した8%の削減を達成できないことが示唆されている。
 排出削減が現在達成されているのは、いくつかの加盟国(特にドイツとイギリス)の排出量が低いためである。その一方で、EU内の負担分担に基づく目標から遠く離れてしまっている加盟国もある。また、報告書によれば、1990年から2000年の間に、CO2は0.5%減少しており、この期間については、排出を安定化させるという目標を達成していた。
 ヴァルストロム委員はEU全体としては勇気付けられるとしながらも、「EU共通の目標はあるが、いくつかの加盟国が『過剰に達成』しているからといって、他の加盟国の約束の履行が妨げられるわけではない」と釘を刺した。今後の傾向について、同委員は、「既存の方法では2010年までに4.7%しか削減できず8%の目標は達成できないことになる。加盟国により確認される追加的な政策及び手法によりEUの目標を達成しうるであろう」と述べた。【欧州委員会環境総局】

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