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【EU】2002.12.10 発表

EU内の新規乗用車からの平均CO2排出量は1995年比10%減

 欧州委員会はこのほど、乗用車からのCO2排出量削減に向けた共同体戦略の効果について、3回目の年次報告を発行した。戦略は2005年まで(遅くとも2010年まで)に新規の乗用車からの平均CO2排出量を走行1km当たり120グラムにすることを目標にしている。1995年以来EU市場において販売された新規乗用車由来のCO2排出量は、これまでのところ10%削減されたと報告書は結論付けている。
 この戦略の主要な要素は欧州、日本、韓国の自動車産業が新規乗用車からのCO2排出を削減することを約束したことにある。この結果を歓迎しつつも、欧州委員会は最終的な目標を達成するためさらなる努力が必要であることを強調した。
 この年次報告書には以下のことが示されている。
−EU域内で販売された自動車のCO2排出について、昨年の実績は、ACEA(欧州)に所属するメーカーからの出荷された自動車は2.5%、JAMA(日本)からの自動車は2.2%、KAMA(韓国)からの自動車は2.6%の削減となっている。ディーゼル車の燃料効率向上が著しい。
−ACEA、JAMAの進捗は良好である。ACEAは2003年における中間目標1km当たり170グラムを2000年に達成し、JAMAも削減率を維持できれば少なくとも2003年の中間目標である1km当たり175グラムを達成できる。
−KAMAの進捗は芳しくない。しかし、2001年には過去最高の削減率を達成した。2004年まで1km当たり170グラムの目標には届かない危険性がある。欧州委員会としては、KAMAに来年には追いつくよう期待している。
 最終目標の1km当たり140グラムを達成するには、残りの3年間で年2%又は1km当たり4グラムの削減率でいかねばならない。1995年から2001年までの削減は、ACMAが1.9%、JAMAが1.5%、KAMAが0.9%に過ぎない。【欧州委員会環境総局】

プレスリリース

http://europa.eu.int/rapid/start/cgi/guesten.ksh?p_action.gettxt=gt&doc=IP/02/1830|0|RAPID&lg=EN&display=

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