【ドイツ】2002.12.11 発表
12月11日、ドイツ連邦内閣は、トリッティン環境大臣が提案した、第6次改正化学物質法令を承認した。これは、2003年半ば以降、金属製品や革製品の加工に利用される塩化炭化水素、いわゆる単鎖塩化パラフィン類の使用を禁止するもの。単鎖塩化パラフィン類は、金属製品の加工過程において利用される潤滑油、革製品の油脂、ゴム製品や繊維製品の防炎剤等に利用されている。有毒性が高く、河川に長期的に蓄積し、水中の生物に悪影響を与える。この法案により、河川に影響を与える有害物質は相当削減される。
トリッティン氏は、「この法令は、河川の保全に重要な役割を果たす。ゆくゆくは、ヨーロッパ全域で取り組まなくてはならない」と語った。
この改正は、EU指令を国内法に転換したものであり、施行には、さらにドイツ連邦参議院の承認を必要とする。【ドイツ連邦環境省】
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