【ドイツ】2002.12.11 発表
ドイツのトリッティン環境大臣は、欧州委員会が、5年間にわたって予定されている高効率のガスタービン・蒸気タービン発電所に対する免税を許可したことを歓迎し、コメントを発表した。
「この決定は、我々のエネルギーシフトの土台となる。自然エネルギーの増強のほかに、高効率の化石エネルギーを利用し、環境に配慮したエネルギー供給を確保する」
ガスタービン・蒸気タービン発電所は、原子力発電所一機と同等の働きをし、又、発電効率は57%以上に達している。
ドイツでは、ガスからのエネルギー生産にガス税と電気税の2重の負担がかかる。トリッティン氏は、「この状況は、ガス税がかからない、安い電気を生産できる近隣諸国に投資のチャンスを与え、ドイツに輸出する危険性をもたらす。今回の許可により、国内において新たな雇用を生み出し、ガスタービン・蒸気タービン発電所のトップ技術を守り、さらに発展させることが出来る」と語った。
既にケルンなどにおいて、多額の投資が行われることが予定されている。従来のエネルギーコンツェルンは、市場に新たな競争相手を迎えることになる。【ドイツ連邦環境省】
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