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【カナダ】2003.01.22 発表

石炭火力発電所からのCO2等の大幅削減に向け研究をスタート

 研究の第一段階は、CO2や他の汚染物質を取り除くのに、最もコスト・エフェクティブな技術を以下3つの中から選ぶ:(1)酸素燃料燃焼、(2)煙道ガスから汚染物質を化学的に除去、(3)石炭をクリーンな燃料形態に変えるガス化。この段階は今年末までに完了する予定。
 事業予算のうち、166万カナダドル(約1億3000万円)を、カナダ連邦政府が天然資源省を通じて負担する。残りの費用は、カナダの石炭火力発電の90%以上を賄う企業が加盟する「カナダクリーン発電連盟(Canadian Clean Power Coalition:CCPC)」やアルバータ州やサスカチュアン州などが拠出する予定。
 アンダーソン環境大臣は、声明の中で、「もしクリーンなエネルギーとして利用できるようになれば、石炭はこれからも何十年と主要なエネルギー源であり続けるだろう。そして、このことを、カナダの最大のエネルギー会社と我々が協力して示していくのは、大変重要である」と語り、今回の研究とパートナーシップの意義を強調した。なお現在、カナダにおいて石炭は、電力供給の20−25%を占めている。
 またCCPCは、石炭を用いた既存の火力発電所について、2007年までにCO2排出量を少なくとも50%削減するように改良し、新しいクリーンな石炭燃焼テクノロジーの実効性を、技術的、環境的、経済的にテストすることとしている。さらに、2010年までに、90%の排出を削減できる新しい発電所を建設する、という計画も有している。【カナダ連邦天然資源省、カナダ連邦環境省】

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