【国連】2003.01.22 発表
UNEPの調査報告によると、今後5年間、大多数のアフリカ諸国において、ガソリンから鉛が完全に、もしくはほぼ完全に除去されることが明らかになった。
現時点では、エジプト、リビア、モーリシャス、スーダンが無鉛ガソリンを使用しており、今年中にモロッコ、レユニオン、チュニジア、西サハラも無鉛ガソリンに移行する。2005年~2006年の間には、これに加えて22カ国以上のアフリカ諸国が、無鉛ガソリンへの移行を果たす予定である。
UNEPのクラウス・テプファー事務局長は、「石油やガソリンに含まれる鉛が、ヒトの健康、特に子供の健康に深刻なリスクをもたらすことが明白になってきた」と指摘。無鉛ガソリンの普及が遅れていたアフリカにおいて、「鉛と無縁のアフリカ」の実現が視野に入ってきたことを歓迎した。また、ヨハネスブルグ・サミットを契機に生まれたタイプII事業の一つ、「クリーン燃料・自動車に関するグローバルパートナーシップ(Global Partnership for Clean Fuels and Vehicles)」の活動が、こうした動きに貢献したことを評価した。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents/Default.asp?DocumentID=277&ArticleID=3196
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