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[海外エコニュース一覧]

【国連】2003.02.06 発表

アフガニスタンの湿地、激減

 アフガニスタンのNuristani灌漑・水資源・環境大臣は、UNEPの第22回管理理事会において、1998年以来99%の湿地が乾燥してしまったことを報告した。先週公表された「UNEP 紛争後の環境アセスメント報告書(UNEP Post-Conflict Environmental Assessment report)」においても、湿地の乾燥化は指摘されている。さらに、同大臣は、アフガニスタンの31%の土地を潤していたHelmand川が平均水位を98%も下回っている事実を明らかにした。
 4年にわたる干ばつは、20年に及ぶ紛争で流域のダムや灌漑システムの管理がうまく調整されなかったことも原因となっている。こうしたことが土壌流出、道路や居住地への砂の流入などにつながっている。また、フラミンゴの代表的な生息地Dasht-e-Nawarを含め、多くの湿地が完全に干上がっている。
 Nuristani氏は「報告書は紛争がいかに環境に悪影響をもたらしたかを明確にした。そしてまた、環境悪化及び天然資源の枯渇は将来の紛争につながる。効果的な環境管理が、この悪循環をくい止める鍵になる」とコメントする。
 UNEPのクラウス・テプファー事務局長も「我々は、アフガニスタンで環境法・環境政策を構築するという歴史的事業に着手する。しかしながら、長期的改善は、国際社会からの継続的な技術・資金援助なくしてはあり得ない」と述べた。【UNEP】

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