イギリス環境・食糧・地方事業省によると、新たにスタートする入門レベルの農業・環境スキーム（Entry Level Agri-Environment Scheme: ELS）に対し、80％以上の農業者が申請に関心を持つだろうと回答した。
　これは、2002年11月に、同省、及び全国農業者連合、イングリッシュ・ネーチャーなどの関連団体が、ELS制度の設計案について事前調査を行ったもの。120人を越える農業者、関連団体、技術アドバイザーらから意見が寄せられた。このうち、100人近くの農業者が申請に関心を持つだろうと回答し、多くが地域の農業者の50％以上が申請に関心を持つだろうと答えた。特に、大多数の農業者によいアイデアだと評価されている点として、パイロット地域の全ての農業者及び土地所有者に門戸が開かれていること、新たな管理手法の導入に加え、既存の管理手法の良いところをを継続することも評価されること、そして農業者自身で申請手続きが完了できるようになっていることが挙げられている。
　3月の第1週には、４つのパイロット地域の農業者に対し、同スキームの説明会が開催される予定。【イギリス環境・食糧・地方事業省】