【フランス】2003.03.17 発表
フランスのトキア・サイフィ持続可能な開発担当閣外大臣は、3月18日、南極保護関連法案を議会上院に提出した。法案の目的は、貴重な動物を観察できる地域、雪や氷に刻まれた世界気象の記録、及び原生地区としてのバランスなどを、あらゆる脅威から保護することである。
法案は、南極条約の環境保護議定書(マドリッド議定書)の適用を保証するもの。同議定書は、1991年10月4日に署名され、1998年1月14日に発効している。同議定書は、南極で実施される活動について、事前の申請や許可制度等を導入する。
上院に提出された法案は、南極における全ての活動について、事前申請及び許認可制度を準備する。また、環境影響評価が実施され、環境保護と相容れない場合には、当該活動は修正、中止される。法案は上院本会議で採択され、4月には国民議会に提出される。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
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