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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2003.03.26 発表

EPA・シカゴ取引委員会 第11回目のSO2年間排出枠オークション結果を公表

 EPAとシカゴ取引委員会は3月25日、11回目となるSO2年間排出アラウアンス(排出枠)のオークションの結果を公表した。
 このオークションは、EPAの酸性雨プログラムに基づくもので、一般市民やブローカー、発電所に対し、SO2の排出アラウアンスを購入・売却する機会を与えるものである。このプログラムにより、発電所から排出されるSO2は全国で50%減少し、酸性雨も減った。
 EPAのホイットマン長官は、「酸性雨プログラムにおけるキャップ・アンド・トレード・メカニズムは、伝統的なアプローチと比較して、より迅速に、かつより低コストで排出量を削減し、ヒトの健康および環境を改善してきた」と成果を強調する。
 2002年11月に公表された、酸性雨プログラムに関するEPAの進捗状況報告書によれば、発電所からのSO2排出量は継続的に減少し、1980年から2001年にかけて、約700万トン減少している。2002年の速報によれば、排出レベルは前年と比較して40万トン以上削減された。
 また、SO2排出権取引に組み合わされた、全国的な排出キャップ制度は、1995年に開始されて以来、費用の削減およびヒト・環境への利益といった2つの点で効果を挙げている。現在の推計によれば、遵守に係るコストは、EPAが当初予測したものよりも75%低いものとなっている。また排出量は1990年レベルから500万トン減少したほか、アメリカ東部における酸性降下物は30%減少し、湖沼や河川の状況も改善されてきている。【EPA】

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