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[海外エコニュース一覧]

【カナダ】2003.04.01 発表

カナダ・アメリカ・メキシコ 科学者が粒子状物質対策レポートを共同執筆

 カナダ、アメリカ、メキシコの42人の専門家は、4月1日、大気汚染の原因となる粒子状物質に関する報告書「政策決定者のための粒子状物質に関する科学(Particulate Matter Science for Policy Makers)」を発表した。このレポートは、3カ国の政府機関、大学、産業界の代表によって構成されている「対流オゾン圏とエアロゾルに関する北アメリカ研究戦略(NARSTO:North American Research Strategy for Tropospheric Ozone and Aerosols)」によるもの。
 このレポートは、北アメリカにおける大気の概況を報告し、問題点を特定するとともに、政府等に対して効果的な大気汚染改善のためのガイドラインを提供する。特にスモッグの発生が多いロサンジェルス、メキシコシティー、アメリカ東海岸、ブリティッシュコロンビア南部、ウインザーからケベックシティーなど9つの主要地域について、現状の知見のレビューが行われている。
 今回のレポートは、粒子状物質を削減する最も効果的な戦略を策定するためには、科学が主要な要素となると指摘する。また、こうした対策は、地域の排出減だけでなく、遠方の原因も考慮する必要があり、さらに、天気の状況、季節の変化なども考慮しなくてはならないこと、そして、地域の実情に則して、それぞれ対策を取らなければならないことなどを示している。【カナダ連邦環境省】

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