【フランス】2003.04.04 発表
持続可能な開発担当のトキア・サイフィ閣外大臣は、4月3日、国会に「地中海エコロジー保護地区」および「南極環境保護」に関する2つの法案を提案した。2法案は、同日、国議会において満場一致で可決された。
これら2法案のテクストは、既に上院で可決されており、現在作成中の適用デクレにより、近いうちに施行される。
船舶による汚染行為に対して、フランスが警察力を行使できる「地中海エコロジー保護地区」は、領海を越え80海里まで、法的領海の6-7倍に広がる。
また、南極環境保護法は、マドリッド議定書(南極条約環境保護議定書)による措置の実施を可能にする。南極で実施される活動(科学的、観光的活動など)は、事前の届出または許可の対象となり、場合によっては行政処罰も課される。これにより南極地区の計画的な管理が可能となる。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.