【ドイツ】2003.04.30 発表
洋上風力エネルギーの拡大を目指す、最初の研究プラットフォームが、今夏、ボルクム島北45km沖で操業を開始する。連邦環境省は 海洋環境の調査のため、北海・バルト海における洋上プラットフォームの建設に、合計1530万ユーロ(18億3600万円)を用意している。
連邦政府は、洋上風力エネルギーの拡大には、環境・自然への配慮が必要であると、その戦略の中で定めている。研究プログラムは、ウィンドパークによる海洋環境への影響について確実な情報を得るために実行され、例えば、北海上の渡り鳥に与える影響、プラットフォーム周辺の海底における動植物群落の変化、動植物の連鎖に対する洋上ウィンドパークの影響の有無、水中のプラットフォーム設備の鋼鉄構造の表面に発生する植物などについて調査が行われる。プラットフォームには、最新の測定器と記録装置も完備され、洋上における風力状況、風力、波力などの情報を集める。
研究プラットフォームの計画、操業は、ハンブルクにあるLloyd Windenergie GmbHによって行われる。【ドイツ連邦環境省】
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