【ドイツ】2003.05.16 発表
5月16日、ドイツ連邦環境省は、バイエルン州ウンターハヒングにおける地熱発電所の建設・運営に、約480万ユーロ(5億7600万円)の助成を行うことを発表した。
この事業の目的は、新式かつ高効率で、かつ地中から、低温でも高いエネルギー量を獲得することができる技術(Kalina技術)を実証することにある。既に、連邦政府の「未来のための投資プログラム(ZIP)」により、事業の予備調査が成功裏に終了している。当発電所は、約3.1メガワットの電力と最大16メガワットの熱を供給する。これにより、相当な化石エネルギーの利用が削減され、年間約12万トンのCO2、7トン以上のSO2、及び11トン程度のNOxを削減することができる。また、発電所から得られた熱エネルギーを地域内の公共施設、企業、住居に供給するため、地域熱供給網の構築も予定されている。【ドイツ連邦環境省】
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