【ドイツ】2003.06.25 発表
ドイツのトリッティン環境大臣は、ブレーメンで開催中の国際海洋保全会議において、排他的経済水域にいくつかの海洋保全地区を設置することを、今年中にEUに通知すると発表した。現在、北海及びバルト海に、EU鳥類保護地区及び動植物生息地区を数ヶ所設置することが検討されている。鳥類保護地区では、アビやアジサシといった貴重な鳥類の保護、動植物生息地区では、水面下の砂州や岩礁といった生息地と海洋哺乳類の保全・保護が期待されている。
EU加盟国は、生息地指令(92/43/EEC)において、動植物の生息地を保全するネットワーク「Natura2000」を形成することが義務付けられている。ドイツは、改正自然保護法(2002年)において、排他的経済水域で「Natura2000」を拡大していくことを、法的に規定している。【ドイツ連邦環境省】
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