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[海外エコニュース一覧]

【ドイツ】2003.07.01 発表

ライン川の環境回復が進む

 6月30日及び7月1日、ボンにて、ライン川保全国際委員会が開催され、ライン川の環境回復が進んでいることが確認された。有害物質の流入は70%から100%減少し、ダイオキシンやDDTは流入していないこと、鉛、カドミウム、銅、亜鉛、並びに化学殺虫剤の流入は相当削減されていることが明らかになった。また、1900匹以上のサケが戻るなど、本来生息していた63種の魚類が、チョウザメを除き、完全に復活している。
 委員会は、1987年に化学工場事故を機に作成された「ライン川行動プログラム」を引き継いだ保全プログラム「ライン川2020」を推進している。これは、今後20年間の政策目標を定めたもの。生態系の改善、生態系からの様々な要請を考慮に入れた洪水予防、野生生物の生息地と自然の流水機能を保全・改善・再生することを目指している。また、ライン川と相互に作用している地下水の保全も、プログラムに盛り込まれている。さらに、委員会は、EUの水枠組み指令で義務付けられている河川流域管理計画の策定も支援している。【ドイツ連邦環境省】

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