イギリスのブラッドショー自然保全大臣は7月1日、新計画法案（Planning Bill)及びガイダンスの下でも、特別自然景観地区（Areas of Outstanding Natural Beauty :AONBs）は、引き続き保護されると明言した。同大臣は、AONBsの年次会合において、「新計画法案は、持続可能な開発を促進するというアプローチを提示するものだが、同時に、AONBsの過剰な開発を防ぐものでもある」と述べ、新法案の意義を訴えた。
　開発計画に関する現行のガイドラインは環境の重要性を強調しており、この原則は新法で導入される地方・地域計画でも採用される。さらにガイドラインの改訂版では、AONBsの代表や関係者と計画段階から協議する必要性を重視している。新計画法及びガイドラインは、副首相府が管轄しているが、環境・食糧・地方事業省は引き続きインプットを行っていく予定である。【イギリス環境・食糧・地方事業省】