【イギリス】2003.07.24 発表
イギリス・アイルランド評議会 (British-Irish Council: BIC)は7月24日、イギリス島部への気候変動の影響を予測した報告書を発表した。報告書によれば、特に南部の島々への影響は大きく、英仏海峡列島では、今世紀末までに気温が4℃上昇し、夏の降雨量は半減すると見込まれている。また、暑さの厳しい日は4~5倍に増加する一方、霜は70~85%減少するという。
この予測は、イギリス気象庁のハドレーセンターで新たに開発されたモデルに基づいている。この地域気候モデルは、分析のレベルを50kmから25kmへと細分化したもので、小さな島々における地球温暖化の影響をこれまでにないほど詳細に予測できるようになった。このモデルは、今後、他の地域にも応用できるという。
新しいモデルについての問い合わせ先
Dr Geoff Jenkins: Hadley Centre for Climate Prediction and Research
geoff.jenkins@metoffice.com
【イギリス環境・食糧・地方事業省】
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