【EU】2003.08.12 発表
欧州委員会は、温室効果を持つフッ化ガス(HFCs、PFCs及びSF6)の排出を削減するため、規則案を採択した。フッ化ガスは、冷蔵庫、エアコン、消火器及びさまざまな産業工程で用いられているが、何の措置もとらなければ、数年内に急速に排出量が増加すると予測されている。現在、フッ化ガスの排出量は、EUの温室効果ガス全体の2%を占めている。
欧州委員会の提案では2010年までに、フッ化ガスの排出量を4分の1削減することが期待されている。今回の提案は、以下の4つの要素から成る。
●フッ化ガス封じ込めの改善(漏洩防止のための機器の点検、使用済み機器からのフッ化ガスの回収等)
●排出モニタリングの強化のため 報告を義務付け(フッ化ガスの生産者、輸出入者は、フッ化ガスの生産、輸出入について、年1回、欧州委員会に報告)
●封じ込めが実現不可能な場合及びフッ化ガスの使用が不適切な場合の流通と使用の制限
●新規車両のエアコンにおけるHFC-134aの段階的廃止(2009~2013年に、企業間で取引可能な排出割当制度を導入)
【欧州委員会環境総局】
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